言葉が尽きたあとに訪れる『第二の沈黙』─
耳をすまさなければ気づかないほどの,かすかな振動。
記憶と風景,失われていくものの気配を見つめて,
時間の中で変わりゆくものと,言葉のあとに残る静けさを編む。
* * *
「私は沈黙には二つあると考えています。言葉にされる前の第一の沈黙。そして言葉が尽きたあとに訪れる第二の沈黙。詩は声に出され、第一の沈黙を破ります。けれど、その声が消えたあとに残る静寂。その静寂こそが私の考える『第二の沈黙』です。詩を朗読することでその静寂に浸る時間を楽しんでいただければ幸いです。」(あとがきより/恭二郎)