みなさんは日頃の生活の中で「アート」と、どれほど触れ合っておられるだろうか?
インターネットやSNSの発展により、
多くの方が日常でアート作品を鑑賞する機会は増えているはずだ。
しかし、アーティストやその作品からどのような気付きを得て、また、
日常生活やビジネスにフィードバック出来ているかというと、やや疑問が生じる。
いわゆる「アート思考」とは一般的に、
「既成概念を払拭し、ゼロからイチを生み出す、アーティストが行うような思考法」を呼ぶ。
例えば、iPhoneを開発したApple社のスティーブ・ジョブズは、
「より優れたデバイスを生み出したい」という課題に対して、
「世界中の人が“ポストPC”のような端末を持てたら良い」というアイデアを組み合わせ、
その後の爆発的な普及に至った。
iPhoneをはじめとするスマートフォンは、言わずもがな近年の
デジタルトランスフォーメーション(DX)の象徴とも呼ぶに相応しく、
テクノロジーとアート思考の融合が生んだ成功例である。
ビジネスの現場では、論理的思考が重視されがちだが「アートから学びを得ることで、
新たな価値を生み出す余地が広がるはずだ」と著者は考える。
しかし対極とも言えるこのような柔軟な思考法を実践できているビジネスパーソンは、
まだまだ少数ではないだろうか?
本書では、アートとビジネスやICT・地域活性化の関りを考察し、
主にビジネスパーソン向けに、アート思考の取り入れ方を述べてゆく。
さらに本書では、著者の実体験からの読者への気付きのシェアを深めるべく、
2024年12月29日から30日までの「長野県松本市」(※)への旅行体験を踏まえて、
各種アートの考察を行う。
(※松本市は、ものづくりやアートの街として注目を浴びている)
また、著者が交流させて頂いているアーティストへのインタビューを実録として掲載することで、
読者へ有益な気付きをシェアしてゆく。
なお、“アート”という言葉自体が広義となるため、本書では、アートの範囲を以下の通りとする。
【一】視覚芸術(絵画・彫刻・写真・書道・映像など)
【二】パフォーマンス(ダンス、演劇など)
【三】文学(小説、詩作、戯曲など)
【四】その他(空間芸術、建築デザイン、Webデザインなど)
アーティストやアート作品から学び、ビジネスにも活用したい方、
日常をより豊かにしたい方にぜひお読み頂きたい。
~アジェンダ~
●アート業界の現状と課題
●アート思考とは?
●アートとICT
●松本市探訪より 街中に溢れるアート
●松本市探訪より シネマミュージアムとの出逢い
●アーティストインタビューVOL1:押し花アーティスト: 川越 多江さん
●アーティストインタビューVOL2:書家 藤田 桜月さん
●アーティストインタビューVOL3 :Webデザイナー: 巾崎 由紀子さん
●アーティストインタビューVO4 :作家 中田 和良
●アート革命前夜