1976年。
1月、ニューヨークで『PUNK』紙創刊。
4月23日、ラモーンズのファースト・アルバム。
6月17日、ブロンディのデビュー・シングル。同月マンチェスターで、バズコックス主催のセックス・ピストルズ公演。
8月30日、ノッティング・ヒル・カーニヴァルの暴動。
10月22日、ダムドが「ニュー・ローズ」。
11月26日にはセックス・ピストルズの「アナーキー・イン・ザ・UK」、すなわちその年20歳になったばかりの若造が「俺は反キリストでアナーキストだ」とロック・ソングのなかで歌った。
それから半世紀、ele-kingがお届けする『パンク50周年記念号』。ロック史において、「サイケデリック革命」と並んで、もっとも重要なムーヴメント、それは何だったのか、何でありえるのか。
別冊エレキングの文脈で言えば、『坂本慎太郎の世界』と『J-PUNK / NEW WAVE 革命の記憶』ともリンクする内容。石原洋のパンク・ロック談義、Phewのパンク体験といま思うこと、戸川純にとってのパンク、映画『STREET KINGDOM』の劇伴を担当した大友良英のパンク感などが語られている。また、パンクにもっとも影響を与えたレゲエ、日本におけるその先駆者のひとり、こだま和文がパンクに思うこと、そして「不良の音楽が嫌い」な中原昌也が大嫌いだったクラッシュをいかにして好きになったかが語られます。小説家の古川日出男、清野栄一も寄稿。野中モモは初期パンクにおける「クィア」文化を解説、イアン・マーティンがバズコックスにみなぎる性欲を語る。「あなたにとってパンクとは?/好きなパンク・アルバム」について20人に訊いたパンク・アンケートもあり。
リスニングのガイドにもなるよう、記事中で紹介されているレコード・ジャケットはなるべく多く掲載しているので、ご安心のうえご購入ください。なお、表紙の写真は、1993年、CJB反対のデモの場面からです。