地域福祉研究における<都市>認識

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地域福祉研究は、〈都市〉をどのように捉えてきたのか? この問いのもと、地域福祉研究における都市認識を、文献レビューを通して明らかにするのが本書である。地域福祉は、旧来の地域社会が自明視できる地方部に限定された実践ではない。今日では、都市性を踏まえた地域福祉実践の重要性が増している。そこでは、都市をどのような地域と捉えるかという都市認識が、地域福祉実践を規定する視座となる。しかし、地域福祉において都市は積極的に問われることのないまま、社会福祉援助の地域化をめぐる議論が過熱している。本書では、地域福祉研究萌芽の画期となったと見なされる1970年から、2023年までの書籍および論文を検討対象とした。戦後の地域福祉研究においては、特に都市社会学との接触を介して、雑多な都市認識が提起されてきたにも関わらず、それらの都市像の相互関係が意識的に省察されてこず、都市認識が未整理のままにあることが明らかになった。
目次
まえがき
第1章 地域福祉研究書籍における〈都市〉認識 1970年~2023年
第2章 地域福祉研究論文における〈都市〉認識 1970年~1984年
第3章 地域福祉研究論文における〈都市〉認識 1985年~2023年
あとがき
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