鄙の経営学

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鄙の経営学
  • 発売日:2026/07/10
  • 出版社:観濤舎
  • ISBN:9784911803004

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鄙の経営学

鄙の経営学

通常価格 2,200 円(税込)
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  • 発売日:2026/07/10
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商品説明

「鄙(ひな)」とは、都から遠く離れた田舎や地方のこと。本書が見つめるのは、都会に遅れた場所としての地方ではありません。地域には、都市部にはない資源、関係性、時間の流れ、ものづくりの知恵があります。それらをどう見つけ、どう磨き、どう続くビジネスに変えていくのか。地域経済アナリスト・渡辺和博氏が、全国50超の地域ビジネスの事例をもとに読み解きます。

第1部では、ブランドづくり、商品企画、売り方、サービス、運用、ビジネスモデル、市場トレンド、時代を映すキーワードを、具体的な事例から解説します。
信長が飲んだ水、全員メガネだからできた商品、木を切らない林業、釣った魚で買える地域通貨、開かれた社食、ビーガン、フェムテックなど、身近でありながら示唆に富む事例を通じて、地域ビジネスの可能性を考えます。

取り上げるのは、特別な成功物語だけではありません。売り方を少し変えた商品、地域の日常を価値に変えたサービス、古くからの営みを次の時代につなげる工夫など、足元にあるものを見直すことで見えてくる事例です。大都市の論理をそのまま持ち込むのではなく、地域の規模や人のつながりに合った経営の考え方を探ります。

ヒット商品や話題の店を単に紹介するのではなく、そこにどんな約束、設計、顧客との関係、価格の考え方があるのかを一つひとつ分解します。読み進めるうちに、宣伝の量や流行への便乗ではなく、誰に何を届けるのかを見極めることの大切さが見えてきます。

第2部では、紀州備長炭や熊野古道などを手がかりに、持続可能な高付加価値型経営のあり方を掘り下げます。
大きくすることだけを目指すのではなく、土地の価値や作り手の姿勢を守りながら、きちんと利益を生み、次の世代へ手渡していく。そのために必要な視点を、実例に即して整理します。

地域で新しい商品やサービスをつくりたい。会社や店の強みを言葉にしたい。価格競争から抜け出したい。そう感じている人にとって、本書は自分の足元を見直すためのヒント集になります。小さくても長く続く経営を考えるための、現場に根ざした実践的な読み物です。

補助金や一時的なブームに頼るのではなく、地域にある価値を見直し、無理なく続けられる事業へ育てていきたい人へ。
地域に根ざした会社や店を続けたい経営者、事業承継や新商品開発、販路開拓に向き合う人、地域企業を支える支援機関の担当者にも役立つ一冊です。

目次
# はじめに
# 第1部
## 第1章 ブランドづくり
- それは「つくり手と消費者との約束」
- カッコいいWEBサイトの問題点
- 催眠術かオカルトか
- 信長が飲んだ水の味
- 全員メガネだからできたこと
- どうして2番じゃダメなの?
- 勝負する相手が違うかも
- カンバンを掛け替えたらこうなった
- 京都みやげに込められた秘策
- マスコミで注目されることの危うさ
## 第2章 商品企画の考え方
- 売れなくてもいい商品の存在意義
- それを巻きずしが教えてくれた
- 中身は抜群に良いけれど
- 意識高い系のママさんが
- ありふれたものが化けるとき
- 高いからもっと高くする
- 短所だらけのヒット商品
- 秘密をバラして得をとる
- 過去の失敗を時代のせいにしよう
- 「わがまま」には「共感」を
## 第3章 売り方、サービス、運用のヒント
- 「待たせ上手」にくすぐられ
- カラオケも接待もやめてみたら
- インスタ映えの古典と新作
- だから一見さんはお断わり
- 良いものを作っても売れない
- 当たり前の日常という魅惑
- ニラを包む筒状フィルムの秘密
- 標準的価格など誰も知らないから
- 女子高生の生活に興味はあるか
- 売れる売れない以前の問題
## 第4章 斬新なビジネスモデル
- 夜の営業をやめてみたら
- コンプリートの悦楽
- 木を切らない林業
- 釣った魚で買えるもの
- 応援しない野球観戦
- 古い寺院にこそジャズを
- 儲かるけどやってはいけない
- イタリアの田舎にはあるがここにはない
- 絶品野菜を支える部活の仕組み
- 「蘇るサバ缶」と商店街
## 第5章 市場トレンドを読む
- ブームが過ぎたらどうするか
- 未来のトレンドを知る方法
- 先輩が足を引っ張らなければ
- 先の先まで追ってみれば
- 原子力発電所の代わりにできたもの
- 間違いだらけの富裕層向けビジネス
- だから20歳代の若者は買わない
- リピーター獲得に欠かせない別のこと
- キャンドルナイトの深謀遠慮
- 不器用で優秀な新入社員に仕事を頼む
## 第6章 時代を映すキーワード
- 「アップサイクル」になった糸くず
- 「ボーダレス」にした醤油の用途
- 「アニマルウエルフェア」なとんかつ
- 「ソバーキュリアス」だから「モクテル」
- 「開かれた社食」の意外な効能
- 「エシカル消費」でトマト嫌いを直す
- 「ビーガン」が流行れば豆腐が売れる
- 「ちびだら消費」でダイエット成功?
- 「フェムテック」で人口減少を食い止める
- ヒット商品を支える「ほったらかし」欲求
# 第2部
## 第7章 鄙の経営学 ~持続可能な高付加価値型経営へ
- 鄙(ひな)の経営学~持続可能な地域ビジネスの構築に欠かせないもの
- 200年続くブランドを生むビジネスモデル ~紀州備長炭
- 持続的で世界から尊敬されるビジネスを地域につくる ~世界遺産・熊野古道
- 熊野から全国、世界へとつながる人やコトを発信する
- 地方だからこそ成立する自分の生き方を優先するビジネス
- まねができないビジネスは「いい人」がつくる
あとがき・謝辞
事例索引
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