暑い夏が終わると、あっという間に秋になり、気づけば冬になっている。
そんなしれっと過ぎ去ってしまう秋に思いを馳せて。
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月を見上げる夜も、虫の音に耳をすます夜も、ひとりで静かに本を開く夜も。
秋の夜長に寄り添う近代文学を、17編選びました。
明治から昭和の作家たちが書いた「月」と「夜長」の物語・随筆・詩歌を、
現代の仮名づかい・新字体に改め、読みやすくしています。
最初から読んでも、気になる一編から開いても、
眠る前に一編ずつ読むのにも向いた一冊です。
「物語を、ひらく。」ミモザ書房の最初の一冊です。
【収録作品】
「ア、秋」太宰治
「木犀の香」薄田泣菫
「秋草と虫の音」若山牧水
「秋霧」宮本百合子
「永日小品 柿」夏目漱石
「曇つた秋」中原中也
「茸の香」薄田泣菫
「秋雨の絶間」牧野信一
「秋と漫歩」萩原朔太郎
「ごん狐」新美南吉
「秋風」宮本百合子
「秋が きました」小川未明
「秋の七草に添へて」岡本かの子
「永日小品 猫の墓」夏目漱石
「喫茶店にて」萩原朔太郎
「一房の葡萄」有島武郎
「鹿踊りのはじまり」宮沢賢治