即興によるピアノソロ・コンサートをLP10枚組という前代未聞のスケールでアルバム化し、キース・ジャレットが自他共に最高傑作と認める『サンベア・コンサート』。その録音50周年を記念し、フォト・ジャーナリストのフィリップ・セクリエが、当時キースが辿った京都・大阪・名古屋・東京・札幌の足跡を実際に旅してまとめた、ロード・ムービー的エッセイ。当時の貴重な資料の発見、マンフレート・アイヒャーへのインタヴューをはじめ、トリオレコードが全8公演を録音し、10枚組ボックスセットとして送り出すまでの制作背景にも迫った。日仏同時刊行。
日本語版には、1978年のLPボックスセット発売時に添付された日本盤オリジナル・ライナーノートからの抜粋と、発売当時の批評を参考資料として収録した。『サンベア・コンサート』の企画・製造・販促の陣頭に立ち、日本盤の制作とリリースに奔走した当事者である稲岡邦彌自らが監訳を務めるかたちで結実した一冊。