松下村塾は、実は吉田松陰が始めた塾ではないと知っていますか? では、松下村塾が明治25年まで続いていたことは?
第1章では、松下村塾の意外な歴史と、吉田松陰の人生がわかりやすく解説されています。弟子たちの心を動かし、明治維新の起爆剤となった遺書「留魂録」は必見です。
第2章では、松下村塾の塾生92人の生涯がまとめられています。高杉晋作、伊藤博文、山県有朋などの有名人だけでなく、名も知られていないそれぞれの人生が興味を引きます。
最初の弟子でありながら、藩内で村塾生たちと敵対関係にある俗論派(保守派)に属した人、俗論派との和睦を図ろうとしてかつての同志に斬罪された人、昭和14年(1939年)まで生き抜いた人など、人生はさまざま。司法界で活躍した人、農業に力を入れた人、銀行の頭取になった人、医者になった人など、進んだ道も多様です。渡英時に『宝島』で知られる作家、スティーブンソンに松陰の話をした人もいます。(スティーブンソンは、のちに『吉田寅次郎』と題する伝記を発表)
自分が松下村塾生だったら、どの人に近い人生を送っていただろうか? と想像しながら読むのがお勧めです。