高齢社会とは、高齢者が単に増える社会ではありません。それに伴う「介護する人」が必要な社会ということであり、共に豊かに生活していくうえで住宅問題は非常に重要な意味をもってきます。そして超高齢社会の到来を目前にしてこの住宅の問題は、決して高齢者や障害者に限った問題ではなく、家族全員、国民全体に共通した問題なのです。高齢者も家族も安心して暮らせるように、住宅における動きやすい広さ、使いやすい道具、介護しやすいスペースの確保が今、いちばん必要なことなのです。次世代に大きな負担をかけないために、今こそ狭い住宅の見直しを図らなければならない。そういう思いで著者は本書を書きました。