裁判官 人の命は権力で奪えるものか

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裁判官 人の命は権力で奪えるものか
  • 発売日:2026/07/21
  • 出版社:公硯舎
  • ISBN:9784990846145

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裁判官 人の命は権力で奪えるものか

裁判官 人の命は権力で奪えるものか

通常価格 2,090 円(税込)
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商品説明
【「正木ひろし」の時代】
 往年の著名弁護士「正木ひろし」の代表作を復刊しました。ある時代の日本人にとってはスターであり、スーパーマンでした。お上の判決がおかしいといっては、犯人を見つけてきて立て続けに覆してしまうのですから。戦時中は東条内閣に対する批判を継続し、戦争の愚かしさを訴え通したのでした。

【冤罪告発の書『裁判官』】
 復刊したのは『裁判官 人の命は権力で奪えるものか』(光文社、1955年3月初版発行)です。冤罪として著名な「八海事件」を取り扱っており、まったくの無実であるにもかかわらず一審・二審を経て死刑を含む有罪判決が下された4人の青年を救おうとしたものです。「この事件が闇から闇に葬りさられる危険をまぬかれたので、私はいくぶん肩の荷が軽くなった」(本書「まえがき」より)。
 本作品は、松川事件という別の冤罪事件を巡り広津和郎氏が裁判批判を繰り広げるなかで、国民が「裁判でなにが起こっているのか」について目を向ける、また一つの大きな機会となりました。「世間の雑音に耳を貸すな」と伝えられる最高裁長官の有名な訓示は、本作品刊行後の5月のことです。
 森長英三郎弁護士によると「『裁判官』はベストセラーとして数十万部が売れた」とされています(「民主主義の生きた教科書」『「裁判官」「検察官」』(現代史出版会、1977年)21頁)。

【「復刊」ならではの特徴】
 今般の復刊では当時の時代背景をなるべく再現するよう、カラー口絵には(i)正木先生関係資料を収蔵する龍谷大学矯正・保護総合センター正木文庫の協力を得て当時の関係記録を収載するとともに、(ii)1955年刊行後の反響、(iii)1957年第1次最高裁判決時の報道を織り込みました。事件は1968年第3次最高裁判決まで終結することはなかったため、凡例に(iv)刊行後の事件経過一覧を設けて補足資料としています。
 本作品の現代的意義について、刑事法・刑事裁判の専門家からご寄稿いただきました。解説の(ア)村井敏邦、(イ)村山浩昭両先生については解説者略歴をご参照ください。
(ウ)カラー口絵にはまた、法制審議会刑事法(再審関係)部会委員を務められ、日弁連再審法改正推進室長として刑事訴訟法改正案の問題点を継続して指摘している鴨志田祐美弁護士の演説のご様子、先生を取り巻くメディア陣の状況を記録しました。
(エ)帯文として、映画監督 周防正行先生のご執筆を賜りました。「人質司法」「ノーモア! 冤罪」「再審法改正」の長年にわたるお取組みでは、村山先生・鴨志田先生とともにお姿をご覧になっている方々も多いことでしょう。
(オ)表紙カバー写真は、濵本奏先生のご提供を賜りました。作品『ー・・』(チョー タン タン)により、第50回「木村伊兵衛写真賞」を受賞されました。ご提供にあたっては、『裁判官』について先生ご自身の解釈に基づきご寄稿いただいております。
(カ)「正木ひろし略年譜」を家永三郎先生著作権継承者の許諾を得て収載しました。
目次
『裁判官』復刊の意義 村井敏邦

裁判官 - 人の命は権力で奪えるものか
ま え が き
1 鉄格子の中から
2 怪奇なる犯罪
3 警察官は何をしたか
4 死の恐怖
5 検事と裁判官
6 弁護士の壁
7 悪意か無知か
8 真犯人と語る
9 犯人製造術
10 女の弱さと強さ
む す び

『裁判官』に学ぶ 村山浩昭
正木ひろし略年譜 家永三郎
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