「大丈夫。」
そのひと言を、自分に言えなくなったあなたへ。
仕事。
結婚。
子育て。
親との関係。
毎日を懸命に生きているのに、
なぜか心だけが少し疲れてしまう。
そんな女性たちが主人公の短編小説集です。
舞台は銀座。華やかな街の片隅で、
誰かに話を聴いてもらい、
自分の気持ちに気づき、
そして少しだけ前を向いて帰っていく。
劇的な奇跡は起きません。
人生が一夜で変わることもありません。
けれど、
読み終えたあとに不思議と呼吸が深くなる。
そんな物語を集めました。
「ちゃんとしなきゃ」
「もっと頑張らなきゃ」
「私が我慢すればいい」
そうやって生きてきた人ほど、
きっと「わかる・・・」とつぶやくことでしょう。
銀座の帰り道。
それは主人公たちが家へ帰る道であり、
自分自身へ帰る道でもあります。
疲れた日の寝る前に。
お気に入りのカフェで。
休日の午後に。
心を整える一杯のお茶のように、
ゆっくり味わっていただけたら嬉しいです。
今日も、よく頑張りました。
そんな言葉を届けるために生まれた一冊です。