• 発売日:2024/02/20
  • 出版社:明幸堂
  • ISBN:9784991034848

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映画技術入門

映画技術入門

ゆめの (イラスト)
通常価格 3,960 円(税込)
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  • 発売日:2024/02/20
  • 出版社:明幸堂
  • ISBN:9784991034848
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商品説明
「映画技術を具体的な作品にリンクさせているところに脱帽した。
これからの教科書になるだろう。」
岡田秀則(国立映画アーカイブ主任研究員)

「恥ずかしながら知らないことが多く(そんなにスクリーンサイズってあるのか!)、とても勉強になった。漫画部分をはじめ全体が非常に見やすく、本気で誰かを「入門」させたいならここまでやるべし。入門書の新スタンダード。」
濱口竜介(『他なる映画と』刊行記念リーフレット「映画と、からだと、あと何か:濱口竜介が選ぶ20冊」より)

リュミエールからクリストファー・ノーランまで
技術で読み解く130年の映画史
映画の歴史を支えてきた様々な技術を、関連する780作品とともに[漫画] + [図解]で紹介していく、まったく新しい映画ガイド。
IMAX、テクニカラー、シネマスコープ、70mm、ドルビーデジタル、パナビジョン、5.1ch、DCP、銀残し、スーパー35、4Kデジタルリマスターなど、各時代の技術によって変わっていった映画の姿を、名画座で働く主人公が映写室や現像所を舞台に学んでいく。
目次
前書き

第1回映写機と35㎜フィルム

3つのスクリーンサイズ
映写技師の仕事
今なお魅力的なスタンダード
帰ってきたヨーロピアンビスタ
スピルバーグ作品のスクリーンサイズ
スクリーンサイズが変わる作品❶『グランド・ブダペスト・ホテル』 
スクリーンサイズが変わる作品❷ 『ダークナイト』
スーパー35/レンズで圧縮しないシネスコ  
スーパー35を採用した作品 『トップガン』
「ジュラシック」シリーズの選択/恐竜にふさわしいのはシネスコ? ビスタ?
スクリーンサイズ一覧

第2回サイレントからトーキー、そしてカラーへ

リュミエールとメリエスが開けた扉
ハリウッドに現れたグリフィス
サイレント映画の傑作群
ドイツ表現主義
トーキーとジャンル映画の誕生 
スクリューボールコメディ   
日本映画の黄金時代 
戦時下の光と影
テクニカラーで時代を描き分けた作品 『アビエイター』
戦後の風景(白黒)とテクニカラー
イタリア・ネオレアリズモ 
フィルム・ノワール
白黒スタンダードの終わり/時代はカラーのワイドへ
あえて白黒で撮られた作品❶35㎜
あえて白黒で撮られた作品❷デジタル
デジタル時代の35㎜白黒作品

第3回フィルム上映とデジタル上映

デジタルになった映画/2Kか4Kか? キセノンかレーザーか?
デジタルとアナログの劇場体験
タランティーノのフィルム愛

第4回70㎜フィルム

シネラマ
シネマスコープ
ビスタビジョンと70㎜
ブローアップ70㎜
特殊効果/70㎜とビスタビジョンのその後
70㎜を蘇らせた二人

第5回ナイトレートフィルム

消えるかもしれない過去の映像
3つのフィルム/ナイトレート、アセテート、PET
デジタルの問題

第6回現像とプリント

16㎜で撮られた主な作品 
カラー現像とプリント
さまざまな銀残しの手法
デヴィッド・フィンチャーと銀残し
スティーヴン・スピルバーグとヤヌス・カミンスキーの銀残し
白黒フィルム×カラーフィルムの作品

第7回4Kデジタルリマスター

デジタルリマスター/ピクセルの量(4K)と質(HDR)
デジタルを使わなかった作品 /『2001年宇宙の旅』70㎜上映
フィルムが生み出す映画の色/鈴木美康氏インタビュー

第8回テクニカラープリントの時代/1954〜1974年の作品

テクニカラーのダイ・トランスファー・プリントとは?
シネマスコープ ビスタビジョン フラットレンズのビスタ
ワイドの白黒
ニコラス・レイ
ダグラス・サーク
エリア・カザン
ビリー・ワイルダーとワイドの白黒
イングマール・ベルイマン
ルイス・ブニュエル
アルフレッド・ヒッチコックとビスタビジョン
パナビジョンと007のスクリーンサイズ
テクニラマ
70㎜
ウィリアム・ワイラー
最後の白黒/60年代前半
シドニー・ルメットとワイドの白黒
デヴィッド・リーン
ハワード・ホークス
スタンリー・キューブリック
ジョン・フォード
最後の白黒/60年代後半
フェデリコ・フェリーニ
ルキノ・ヴィスコンティ
ヌーヴェル・ヴァーグ
フランソワ・トリュフォー
ジャン=リュック・ゴダールとラウール・クタール
ミケランジェロ・アントニオーニ
ピエル・パオロ・パゾリーニ
ロベール・ブレッソン
ルイ・マル
テクニスコープ
セルジオ・レオーネとテクニスコープ
ベルナルド・ベルトルッチ
ニュー・ハリウッドと若い才能
フランシス・フォード・コッポラ
スティーヴン・スピルバーグ
ジョージ・ルーカス
ダイ・トランスファー・プリントの終焉とブロックバスターの始まり

第9回音響の歴史

ワイドになった音/疑似ステレオ(1ch)と70㎜磁気トラック(6ch)
ドルビーが実現したクリアな音/ドルビーステレオ(4ch)と70㎜スプリット・サラウンド(6ch)
作り手を悩ませた劇場の品質/ノイズまみれの映像と音
フィルム上映のデジタルサウンド/ドルビーデジタル(5.1 ch)、DTS(5.1 ch)、CDS(5.1 ch)、SDDS(7.1 ch)
デジタル上映のデジタルサウンド/圧縮から解放された音
現代のモノラル

第10回デジタル撮影とフィルム撮影

スーパー8とビデオカメラ
デジタルビデオカメラ(DV)
映画のデジタル化❶CG、編集
映画のデジタル化❷タイミング、絵コンテ、上映、撮影
デジタルシネマカメラの誕生
デジタルシネマカメラの進化と主な作品
場面によってカメラを使い分けている作品
「スター・ウォーズ」のフィルムとデジタル
フィルム撮影を続ける監督
クリストファー・ノーランとIMAXフィルム撮影
IMAX上映のフィルムとデジタル
IMAXデジタル撮影❶1:1.90の作品
IMAXデジタル撮影❷1:1.43の作品

第11回映画館

アカデミー科学技術賞(功労賞)の歴史
後書き
索引・出典
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