日本語の言霊の力で、魔を祓い、願いを叶え、人を癒やす・・・イサナギ・イサナミさまの長女で、日本文化を象徴する和歌の祖とも言えるワカ姫さまが、長年の封印を解かれて現代に生き生きと甦る。そんな一冊の誕生です!
カナダ在住の童話作家あいかわ ゆきが、前著『神ものがたり』に続き、縄文の叙事詩「ホツマツタヱ」をベースに、やさしい筆致で描く、究極の古代ヒューマンファンタジー!!
幼少期に両親から「捨てられ」、養父母のもとで歌作りの才能を育む。母イサナミの急死後、弟のソサノヲを励ましながら大事に育てる。あえてリズム違いの和歌を作り、田んぼからイナゴの大群を追い払う。初恋の相手に熱烈な求婚の回り歌(回文になっている和歌)を贈り、結婚に漕ぎつける。息子のタチカラヲ、お世継ぎのオシホミミさまをしっかり育て上げる・・・。ドラマティックな生涯を通じて、日本の基礎を築いた女性の代表的存在であることが確信できるだろう。
ワカヒルメなどの名で全国各地の神社に祀られているのも、納得できるはず。
原島琉理子が担当した挿絵は、可愛らしさにあふれている。
前著「神ものがたり 日本をつくった指導者たち」に続き、おのみん(日本語アーティスト)が編集を担当している。
<目次>
ワカ姫の誕生/ワカ姫、あわ歌を暗唱する/イサナギ・イサナミの愛/カナサキ夫妻、イサ宮へ/両親との別れ/カナサキ夫妻に「拾われた」ワカ姫/ワカ姫、目を覚ます/広田のお宮で/ふたりのお姫さま/回り歌/東西南北の名のいわれ/ワカ姫、朝廷に戻られる/熊野のお宮で/ソサノヲ誕生/ソサノヲの夜泣き/ソサノヲ、田んぼや畑に飛び込む/春の光の中で/イサナミの死/ ソサノヲの悲しみ/ワカ姫、あわ歌でソサノヲを癒やす/ワカ姫とハヤアキツ姫、イサワ宮で再会する/虫祓い/ワカ姫の恋/ヒスイの首飾り/求婚の回り歌/ワカ姫の求婚/アチヒコ、求婚をお受けする/ワカ姫とアチヒコの結婚式/タチカラヲ誕生/心優しく力持ちのタチカラヲ/日嗣の皇子オシホミミ/オシホミミの冒険/心優しいオシホミミ/悲しい誤解/ソサノヲ乱心/岩戸開き/セオリツ姫の深い慈悲/ワカ姫との誓約/ソサノヲの再訪/ソサノヲ、朝廷に復帰する/オホナムチの虫祓い/タカ姫とオクラ姫、ワカ姫に仕える/来世もあなたとともに/オシホミミとタクハタチチ姫