静かなる辺境の地より
  • 発売日:2026/10/16
  • 出版社:雨雲出版
  • ISBN:9784991407918

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静かなる辺境の地より

静かなる辺境の地より

通常価格 2,860 円(税込)
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商品説明
肌の色での分断に抗う言葉から、人間そのものの宿業と向き合う言葉へ。
大地に息づく悠久の歴史から、大陸と人類の未来を夢みる言葉へ。
アフリカ文学に独自の地平を拓いた作家が現代に遺した、生と思索の遍歴記。

アパルトヘイト下の南アフリカに生まれ、ジャーナリストを経てボツワナへ亡命した作家ベッシー・ヘッド。自伝的文章、エッセイ、手紙、文学や社会についての考察など、1962年から1985年にかけて書かれた多彩な文章を収めた作品集。
南アフリカで経験した人種差別と抑圧、ボツワナでの暮らし。二つの異なる世界を生きたヘッドは、南部アフリカの歴史や植民地主義、文化や宗教、権力と悪、分断、人間のあり方を見つめ、問い続けていく。

「人々を、生きた現実の存在にする。彼らの肌の色のためではなく、人間として重要だから愛されるように。」

■目次

【第1部 南アフリカ:始まり(1937〜1964)】
静かなる辺境地からの覚書
さあ、お話をはじめましょう……
言い表せない罪
優しい人々
南アフリカからの手紙
グラディス・ムグジャンジュ:奔放なる無垢の人
スノーボール:ある物語
「ブータL」の孤立

【第2部 ボツワナ:亡命(1964〜1979)】
スケッチ
アフリカの村、セロウェのために
アメリカから来た女
チブク・ビールと独立
村の人々
年老いた女
エッセイ
神と虐げられた者
アフリカの宗教
束縛は破られたが、ボツワナの女性たちは今なお愛されていない
マケバの音楽
小説についての覚書
小説執筆についての覚書
南部アフリカにおける文学を形作る社会的・政治的圧力
雨雲についての覚え書き

【第3部 南部アフリカとその先:回想(1979〜1986)】
静かなる辺境地からの覚え書き・II
ソル・プラーイキ著『南アフリカにおける原住民の生活』への序文
ヨーロッパの古い鉄の調理鍋
歴史的連続性とルーツを求めて
エレン・クズワヨ著『わたしを女と呼んで』への序文
アイオワでのささやかな楽しい思い出
南部アフリカから書くこと
あるアフリカの物語──エピローグ

「どういうわけか、偶然にわたしはこの小さな村に逃れ、しばらく留まった。これまでずっと、粉々に砕けた小さなかけらのように生きてきた。どういうわけか、ここでは、その砕けたかけらたちが縒り合わさり始めた。ここでの生には、織りなされていくような、ひとつになっていくような感覚がある…
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