わたしが一番きれいだったとき 「問題史」としての戦争と戦後。そして、父と母の若き日の肖像

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わたしが一番きれいだったとき 「問題史」としての戦争と戦後。そして、父と母の若き日の肖像
  • 発売日:2026/04/15
  • 出版社:季林書房
  • ISBN:9784991461316

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わたしが一番きれいだったとき 「問題史」としての戦争と戦後。そして、父と母の若き日の肖像

わたしが一番きれいだったとき 「問題史」としての戦争と戦後。そして、父と母の若き日の肖像

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商品説明
詩人茨木のり子は「わたしが一番きれいだったとき」という詩を残した。茨木のり子が青春時代であったときの1940年から1950年ころ、ちょうど筆者の父と母も青春時代を迎えていた。本書のタイトルはその詩に寄せたものである。
 その時代、彼ら彼女らの頭上には重苦しい「戦争」があった。戦果に一喜一憂する民衆、空疎なスローガンが人びとを縛り、精神と情緒ばかりが大手を振るってのさばるなか、生活物資は窮乏し、食糧が枯渇し、食べていく、生きていくのに精一杯だった時代。
 いったいなぜ「この国」は戦争にのめり込んでいったのか? ひとびとはなぜ根拠の薄いスローガンに身を任せ、迫り来る「カタストロフィー(災殃)」に目を閉ざしてしまったのか? 
 「対米英戦前夜」の現実から書き起こし、〝熱狂〟と〝虚偽〟が横行する時代、さらに「特攻」の悲劇と「原爆」の惨劇について。そして戦後の「民主主義」の流入。「東京裁判」の現実などに視座を定めて、そこから「現代」を照射して、「この国」のありようを論考する。また、より歴史の理解が進むように各章ごとに詳細な「註」を設けてある。
目次
 ◇序章◇ 父と母の時代~1940年から1950年のころのこと [第1章] 対米英戦前夜~「この国」はなぜ戦争をしたのか?~
1.「空気」の出現
・昭和天皇の恐怖とは?
・〝空気〟の存在
・合理性のなかに「空気」はある 
 2.日本人が戦争に向かった理由とは?
   ・1940年ころ、戦争の時代
・議論白熱の正体
・戦争を駆動する〝情緒〟
・「立場」主義と「成果」主義 
・〝中抜き〟構造と無責任性の相関関係
 3.戦争がはじまった!
   ・太宰治、そして父と母の十二月八日
   ・なぜ、「国民=民衆」は戦争に向かったか?
・「報道メディア」と戦争
[第2章]〝熱狂〟と〝虚偽〟の時代~真珠湾奇襲から山本五十六の戦死~
 1.〝熱狂〟の土壌とは?
   ・「近代日本」はいかにして出現したか?
・「産業社会」と「学校」
   ・エリート軍人はなぜ誤ったのか?
 2.「大本営発表」の虚偽
   ・「軍」と「新聞」の癒着とは?
・「竹槍事件」とは?
・「大本営発表」と「九軍神」
   ・生きて虜囚の辱めを受けず
・ドーリットル空襲
・「ミッドウェー海戦」から「玉砕」までの「大本営発表」
 ・幻の「台湾沖航空戦」
   ・謎の「T作戦」の出処
 3.連合艦隊司令長官山本五十六戦死ス!
   ・戦略家の実像
・動員される情緒
[第3章] 「特攻」の悲劇と「原爆」の惨劇
 1.「特攻」を問う!  
   ・「問う」ことの意味
   ・三島由紀夫と「特攻」
・「特攻」への問い
・「特攻」が作戦とされていった経緯
・有馬正文司令官の「特攻」
・関行夫大尉の「特攻」
・熱狂される「特攻」
・「特攻」とその遺書
・「熱誠」と「武士道」の正体
 2.「原爆」を問う!
   ・トルーマンの登場
・「原爆」投下と「冷戦」の開始
   ・投下予定地「京都」とトリニティ実験場
・いよいよ「原爆」投下へ
・「原爆」投下とその救済の〝現実〟
・「軍国」のなかの父と母のこと
[第4章] 「敗戦」後。餓えと「闇市」、そして〝パンパン〟
 1.「敗戦」をどう受容したのか?
   ・「軍国」日本への「問い」
・〝俘虜〟大岡昇平の慟哭
・「白いブラウス」と戦後
 2.〝餓え〟と〝パンパン〟の「戦後」
   ・〝流言飛語〟とアメリカの「記憶」
   ・〝餓え〟と「闇市」
・「RAA」の出現
・強姦事件と性病
   ・〝パンパン〟の出現
   ・〝パンパン〟のもたらした脅威
   ・軍隊毛布と嫁入り、そして傷痍兵の記憶
[第5章] 「東京裁判」は〝勝者の裁き〟なのか?             
 1.「国民=民衆」にとっての「戦犯」とは?
   ・〝騙された〟国民とは誰か?
   ・〝私は貝になりたい〟の情緒
 2.「東京裁判」とは何か?
   ・「事後法」と「戦争の違法化」
   ・「共同謀議」とは?
・「東京裁判」はどう行われたのか?
   ・「東京裁判史観」はどこから出てきたのか?
 3.日本人は〝被害者〟なのか?
   ・「自衛戦争」の根拠は?
   ・「対米英戦争」における被害者意識
   ・国際信義としての「ポツダム宣言」
 4.「東京裁判」が残したもの
   ・死刑となった「戦犯」たち
  ・「奉仕団」と昭和天皇の免責
[終章] 父と母の若き日の肖像~「いっしょうけんめい」とばら撒かれた「民主主義」~
 1.「いっしょうけんめい」とばら撒かれた「民主主義」
   ・〝いっしょうけんめい〟への疑い
・「チューインガム」と「民主主義」
 2.父と母の「戦後」
   ・父の挫折と母の悔恨
   ・結語
  ◇あとがき◇ わたしが一番きれいだったとき
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