生成AIは、丁寧で“それらしい返信”を短時間で作ることができます。しかし、メール相談で本当に必要なのは、相談者の状態、言葉の温度、危険サイン、支援の範囲、連携先を踏まえ、どの言葉を残し、どの言葉を削るかという人間の判断です。
心療内科医として長年メール相談に向き合ってきた山本晴義と、AIアーキテクト福岳英一が、生成AI時代の相談支援の新しいかたちを作り上げました。
本書のテーマは、AIに相談者への返信を任せることではありません。相談者とAIのあいだに必ず人間のカウンセラーが入り、AIを「判断を支える道具」として使うことです。
本書は、希死念慮/自殺予防を含むメール相談への返信を題材に、相談文の要点整理、関係性の把握、迷いどころの明確化、複数の回答案の比較、文例集 までを「返信レシピ」として示した実践事例集です。
AIが返信を自動で完成させるのではなく、カウンセラーが判断し、温かさと責任を込めて編集するための材料を提供します。
※「返信レシピ集」は、カテゴリー毎に、相談文と返信レシピ のセットを20組 掲載し、
相談者からの返信になやむカウンセラーを支援します。
<本書のポイント>
・希死念慮/自殺予防を含む10の相談事例について、相談文要旨・関係図・迷いどころ・重要要素
TOP5・ ベース回答案を提示。
・共感、危機介入、専門連携など12項目の観点から、回答案の特徴を比較。
・Dr.山本の実際の回答とAI評価を併載し、人間の判断とAI支援の違いを考えられる
<こんな人におすすめ>
・メール相談、電話相談、SNS相談に関わるカウンセラー・心理職
・人事労務、産業保健、学校相談などで高リスク相談に向き合う方
・若手カウンセラーの教育・研修に使える教材/参考図書を探している方
・生成AIを「相談者に直接答えさせる」のではなく、判断支援として活用したい方