

祝!栗山英樹さん
2026年 野球殿堂入り
2026年1月15日、競技者表彰エキスパート表彰から栗山英樹さんが殿堂入りとなりました。おめでとうございます!
野球殿堂とは
野球殿堂は、日本の野球の発展に大きく貢献した方々の功績を永久に讃え、顕彰するために1959年に創設されました。野球発祥の地である米国では、1939年に野球殿堂が創設され、日本の殿堂の20年先輩になります。「殿堂」とは英語では、"Hall of Fame"といわれ、直訳すると「名誉の殿堂」という意味になります。殿堂入りされた方々の表彰レリーフ(ブロンズ製胸像額)を、野球殿堂博物館内の殿堂ホールに掲額し、永久にその名誉を讃えます。野球殿堂入りには競技者表彰と特別表彰があります。
(公益財団法人 野球殿堂博物館 公式ホームページより引用)
今回のキーワード
すべての苦しみや迷いは外からではなく、自分の心が作っている
栗山店長コメント
栗山店長コメント
約900年前の中国・宋代に書かれた禅書『十牛図(じゅうぎゅうず)』は、禅の初心者が必ず学ぶ本、修行のはじめに読まれる入門書として知られています。
そしてその名著を、臨済宗円覚寺派管長・横田南嶺老師がわかりやすく紐解いてくださったのがこの一冊です。
『十牛図』では「本当の自分」を牛にたとえ、真の自己を尋ねる旅を、牛を探してゆく道として表しています。
牛を見失った、つまり自分の本心を見失った迷いの状態から、旅に出て、探していた牛の足跡を見つけ、ようやく出会うのですが、旅はそれで終わりではありません。気づけば牛も自分さえもいなくなり、ついには何もなくなって、山から町に出る……。
読み進めていくうち、己の心にある弱さや自分勝手な部分を思い知らされ、しかしそれを素直に認められるようになると、心の垢がどんどん洗い流されていくようで、本当に目の前が明るくなります。
怒りの感情も小さなうちならすぐに消せますが、それに気づかなければどんどん深みにはまっていきます。すべての苦しみや迷いは外からではなく、自分の心が作っているのです。
牛を見つけてからが大切なのだ。その気づきは、私にとって大きな「前進力」となりました。

「他力か、自力か」、この二つはつながっていて、ともにあるべきものである
栗山店長コメント
私が一方的に「人生の師」と仰ぎ、その言葉から学びをいただいてきた先人は多くいますが、中でもとりわけ心酔し、山ほどメモさせてもらってきたのが作家の五木寛之さんと、実業家の稲盛和夫さんです。
そのお二人が差し向かいで人生を語り合う様子を想像するだけで背筋がピンとしますが、その緊張感とは裏腹に、いわゆる対談形式のこの本はとても読みやすく、まるで自分が一緒にその場にいるかのようにやさしく語りかけてくれます。
特にハッとさせられたのは、お二人が「他力」をテーマに語られている章です。
日常的に「他力」という言葉は、少しネガティブな文脈で使われることが多いように感じますが、お二人はこんなふうにおっしゃられています。
稲盛 帆を張って他力の風を待つときの、その帆を張るという行為が自分のこころを美しいこころに磨いていく営みそのものなのではないかと思います。美しいこころにするということは、つまり他力を受け入れて待つことだ、と。
五木 「ここは独力でがんばろう、何とかしよう」という気持ちになったときに、後ろから他力が肩を押してくれるんですよ。だから他力は自力の母だよと、僕はそんな感じで考えているのです。
「他力か、自力か」議論の絶えないテーマですが、この二つはつながっていて、ともにあるべきものであるということを、強く感じさせられました。
ずばり、読まなければいけない本なのです。

いま、この本を手に取ったことにはやっぱり意味があったんだ、そう確信しました
栗山店長コメント
栗山店長コメント
最近、書店でたまたま手に取った一冊です。
「たまたま」と言うと単なる偶然のようですが、本との出会いって実は単なる偶然じゃなく、いつも必然なんじゃないか、そんなふうに思うんです。
半世紀も前に書かれた有吉佐和子さんの名作と、それこそ50年も経ったある日、突然私は出会ったわけです。
早速読み始めたら、まるでつい最近の物語かのように引き込まれ、あっという間に読み終えてしまいました。本当です。昭和も令和も変わらないんです!
そして読み終えたとき、いま、この本を手に取ったことにはやっぱり意味があったんだ、そう確信しました。
作品の内容に触れるのはやめておきます。
でも、たまたま私のこれを読んで、有吉さんの『青い壺』を手に取ってしまったという方がいらっしゃったとしたら、それはきっと、いま、読むべき本だったということなのです。

店頭展開
※こちらの展開は記事公開当時のもので、現在は展開内容が変更になっている場合がございます
栗山英樹氏と有志による
北海道栗山町の手作り天然芝球場
栗の樹ファーム
栗山店長からのご挨拶
自分の人生で経験できることは限られていますが、私たちは「本」を通じて先人の素晴らしい経験や考え方を学ぶことができます。
また、人としての大切な情緒を熟成するには、動画だけでなく文字から取り入れ、自分の頭で考える時間がどうしても必要だと私は思うのです。
そこで今回、こんな場所を作ってもらいました。
大変な時代だからこそ、自分の助けになる一冊と出会うきっかけになったら嬉しいです。
栗山英樹書店について
北海道日本ハムファイターズ、野球日本代表「侍ジャパン」を監督として率いた栗山英樹さん。この連載では毎回、その真摯で“実践的”な人生論に根差した書籍たちをご紹介いただきます。
2025-10-02
栗山店長からのご挨拶
自分の人生で経験できることは限られていますが、私たちは「本」を通じて先人の素晴らしい経験や考え方を学ぶことができます。
また、人としての大切な情緒を熟成するには、動画だけでなく文字から取り入れ、自分の頭で考える時間がどうしても必要だと私は思うのです。
そこで今回、こんな場所を作ってもらいました。
大変な時代だからこそ、自分の助けになる一冊と出会うきっかけになったら嬉しいです。

栗山 英樹
(くりやま ひでき)
1961年東京都生まれ。監督として2016年に北海道日本ハムファイターズを日本一に、2023年には侍ジャパンをWBC世界一に導く。2024年、日本ハム球団の最高責任者であるCBOに就任。『信じ切る力』(講談社)、『監督の財産』(ワニブックス)、『栗山英樹の思考』(ぴあ)など著書多数。2026年1月に『栗山英樹がトップ経営者から引き出した逆境を突破するための金言』(HNK出版)を発売。

著書一覧はこちら
前半 / ジュンク堂書店現役書店員 大賞受賞
後半 / 犬怪寅日子さんインタビュー




