ことばに障害があっても、人はこんなにも想いを伝えられる
数学教師としてある自閉症の中学生に出会ったことをきっかけに、障害者支援教育に深く関わる人生を歩み始めた著者。
コミュニケーションのための情報機器「意思伝達装置TAC(タック)」を開発し、ことばに障害をもつ人が想いを伝える方法を模索しつづけてきました。
2001年のクリスマスイブ。
本書の主人公である重度自閉症の恵一君とお母さんは、何としてもTACを見てみたいという一心で著者の研究所を訪れ、そこから大きく人生が動き出します。
本書では恵一君の幼少期からの成長の記録をたどりながら、21歳でのTACとの出会いがもたらした変化、ことばの障害を乗り越えて意思を伝えられるようになった奇跡のようなプロセスを心を込めて綴っています。