「お互い絶対にフルネームを名乗らない。再び会うこともない」
この人に、わたしの純潔を捧げよう。
スカイは、酔っぱらいにからまれていたところを助けてくれた
黒髪のハンサムな男性アントンと一夜をともにする決意をした。
残された時間は今夜だけ。好色な老富豪の金を横領した父の罪を
帳消しにしてもらうには、その人と結婚するほかないから……。
魔法の一夜が明け、アントンへの恋の残り火を消せぬまま、
スカイは挙式のためギリシアの小島へと旅立った。
だがそこで、思いがけずアントンと再会する。
彼はなんと、結婚相手である老富豪の息子だったのだ!