暗いニュースが続く時代だからこそ希望を見出したいのに、世間に蔓延する冷笑主義(シニシズム)は、「他人など信用できない」「何をしても事態は悪くなる一方だ」と私たちの心を閉ざしてしまう。
だが、共感研究の第一人者であるジャミール・ザキはエビデンスをもとに、ネガティブな思い込みを解きほぐしていく。
データを冷静に紐解くと、世界は思っているほど分断されておらず、他者は信頼に応えてくれるという現実が見えてくる。鍵となるのは、盲目的な冷笑でも無邪気な楽観でもない、事実をしっかり検証して現実を見極める「希望的懐疑主義」という姿勢だ。
スタンフォード大学の人気教授が、冷笑主義の害悪と、人を信頼する合理的な理由、希望をもち続ける意義を鮮やかに論じた現代人必読の書。
(推薦の辞)
「今まさに必要とされている特効薬」――ダニエル・ギルバート(ハーバード大学心理学教授)
「これほどタイムリーなテーマは他にないだろう。…希望とは〝スキル〟なのだ」――アンジェラ・ダックワース(『やり抜く力 GRIT』著者)
「希望を抱くのは世間知らずで、冷笑的になるのが賢い選択だと思っているなら、すぐに考えをあらためた方がいい。…この本は、暗い時代に差し込む、まさに一筋の光だ」――アダム・グラント(『GIVE & TAKE』著者)
「恐るべきは皮肉に満ちた冷笑主義であり、本書はそこから抜け出すための解毒剤である」――ロバート・サポルスキー(スタンフォード大学生物学・神経学教授)