「私は何者か?」「なぜ生きるのか?」
多くの哲学書や宗教書を読んでも癒やされない、そんな根源的な問いと苦悩に、本書は正面から応えます。
著者は、世界的な瞑想家であり、脳教育者の一指 李承憲氏。彼が極限の鍛錬の末に経験した「永遠の宇宙」との荘厳な一体感、その「悟り」の体験を土台に、命の確かな目的と、そこに至る道を体系化したのが本書です。
◆「私」とは誰か? — 悟りへの第一歩
本書はまず、衝撃的な視点を提示します。
「私の体は私ではなく私のものである」
「私の心は私ではなく私のものである」
私たちは体や感情・思考(心)を「自分自身」と同一視しがちです。しかし著者は、それらは魂の成長のための「道具」にすぎないと言います。
本当の「私」とは、内側で輝く純粋な魂の閃光、すなわち「神性」または「真我」です。
悟りとは、特別な人のものではなく、誰もが内に「神性」が在ることを自覚し、その権利を回復すること。そして、人生の目的は、すべての生命がひとつにつながっていると知り、魂を成長させることにあります。
◆悟りを「体験」する科学的トレーニング
本書は、悟りを観念ではなく、科学的かつ体系的なトレーニングで到達できる現実的な目標として提示します。著者はそのメソッドとして「丹学」と「脳教育」を開発しました。
特に「脳教育」において、悟りとは脳の三層構造(思考の大脳新皮質、感情の大脳辺縁系、生命の脳幹)が再統合され、その機能を活用できる状態を指します。この実践は、脳幹(創造主の領域)の無限の潜在力を引き出し、宇宙の秩序「律呂(ユルリョ)」を体験する道を開きます。
◆ 愛のない悟りは偽者である
著者は「悟りとは真の愛である」と断言します。
どれほど深遠な真理を語ろうとも、愛がなければ偽者です。悟りの真の証拠は、社会を「ヒーリング」する具体的な行動、すなわち「実践」にあるのです。他者に配慮し許せる人間(弘益人間)こそが、道理に合った世界(理化世界)を創り出します。
◆1億人の選択が地球を変える
物質文明が行き詰まる今、人類が進化するためには「集団的で大衆的な悟りの革命」が必要です。
著者は、霊的に覚醒した「1億人」の人々が触媒となり、地球を変えると確信しています。
悟りは、遠いゴールではなく、今ここでの「選択」です。
そして、訓練を通して誰もが到達できる現実的な目標なのです。本書は、その一歩が、私たち自身と地球の未来を左右すると力強く呼びかけます。